2007年7月28日土曜日

お勧めの電子地図・我要地図

中国は広い。観光するなら何処にいるのかも分からないまま、ガイドに連れられ観光するのも良いだろうが、生活を始めるのならそうも言ってられない。何処にセブンイレブンがある?何処にイトーヨーカ堂がある?スターバックスは?etc.....。 そう言うときに役立つ「我要地図」というフリーソフト。

我要地図
http://www.51ditu.com/




ここにある電子地図ソフトと必要な地域の地図データをダウンロードすれば、オフラインでも中国各地の詳細な市街地図を見ることができ、さらには行きたい場所を検索することができる。

セブンイレブン(7-11便利店)を検索したところ。 結構沢山、北京で営業していることが分かる





吉野家(吉野家)を検索したところ。これも沢山開店しているな。





イトーヨーカ堂(華堂商場)を検索したところ。まだ数件しかない。





さらになんとルート検索もすることができる。(北京の交通事情を考えると、ここで運転する事はお勧めできないが。) これらの機能が無料で使えるなんて素晴らしい。




使用する前の注意点だが、日本語のOSだと文字化けするので Microsoft の Applocale を仲介させる必要がある。 その時に Applocale には microsoft のインストーラーを文字化けさせるという問題があるので解決方法を利用して欲しい。
  1. c:\windows\apppatch のフォルダを開く。
  2. apploc.tmp をテキストエディタで開く。
  3. 文字化けしているかも知れないが、無視して全部消去。そして保存。
  4. apploc.tmp のプロパティを開いて、「読み取り専用」にチェックマーク。
以上で問題は解決するはず。
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2007年7月22日日曜日

蒙古は本当に蔑称?萌古は?

漢民族による蔑称…「蒙古」と呼ばないで!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/other/56730/

の記事によると、「蒙古」には「無知で古臭い」「暗い、覆いかぶせる」という意味があるらしい。そして蒙古という呼び名は漢民族ができるだけ野蛮な表記にしようとしてできた言葉。モンゴル人を蔑視していると糾弾している。

記事を鵜呑みにすることは簡単だ。しかし素朴な疑問は湧いてくる。

支配者となったモンゴル人達がそんな漢字を使うことを許すだろうか?モンゴルの皇帝フビライから鎌倉幕府への書状「蒙古国書」の中では、「大蒙古國皇帝」という単語が出てくる。つまり漢民族だけでなく、モンゴル皇帝自身も自分を侮蔑するような漢字を使っていたことになる。また「」というのは「大元大蒙古国」の略称で、「大蒙古国」から改名したのではなく、フビライが「大いなる元」という意味の「大元」をこれまでの「大蒙古国」に付け足してできた国号である。

元時代のモンゴル人誰一人として「」という漢字の意味を知らなかったというのも不自然な話だ。むしろ自国の名前の意味は真っ先に調べるであろう。そこで早速、中日辞典で漢字の意味を調べてみることにした。

すると「暗いの[矇(meng1)]」「無学の[濛(meng2)]」が、簡体字になったので「モンゴルの[蒙(meng3)]」と共通の字になったことが分かった。部首に何が着くかで意味が全く異なるというのは、日本人ならよく知っていることだ。例えば「」と「」という漢字は全く意味が異なる。氏名に「」が入る人を私は知らないが、「」が入っている人は大勢いる。[古代漢字辞典で調べたところ[(meng2)]というのも古代中国で使われていて、暗いとかという意味があるらしい(7/24)]

また(meng1)(meng2)(meng3)は発音の仕方(四声)がそれぞれ異なる。つまり現在の簡体字[]には三種類の発音方法があり、その発音の違いにより意味が異なる。日本語では区別が曖昧だが、中国では四声が異なるというのは大きな違いだ。(現に四声が覚えられない私はいつも苦労している。) さらに言うと(meng3)の発音を使う[]の中で、悪い意味の熟語は中日辞典に一つも見あたらない。

と言うわけで、中国で[]が侮蔑的な意味を含むようになったのはごく最近の1960年代からではないか?「蒙古という呼び名は漢民族ができるだけ野蛮な表記にしようとしてできた蔑称」という意見にはかなり疑問が残る。

ただ簡体字になり、これら三つの漢字が共通の文字にしてしまったことは問題である。また日本語の[]はこれらの三つの意味の区別が中国語よりも曖昧だ。現在のモンゴルの人たちが使って欲しくないというならば、それを尊重すべきであろう。

モンゴルにはいろいろな当て字があったことも付け足しておく。また気に入らなければ、自ら別の漢字で当て字を作ることもできただろう。国書を送るとき、フビライはその中から「蒙古」をなぜ選択したのだろうか? 他の当て字の一つ[萌古(meng2gu3)]を書き込んでいたら、今頃モンゴルはオタクの聖地になっていたのかも知れない。

2007年7月20日金曜日

アイスのクリーム!

中国にはおかしな日本語が使われた食品や看板が沢山ある。文法の間違い等は大目に見よう。私も滅茶苦茶な英語や中国語を日常茶飯事に使って話しているのだから。


ただ時々、どうしても見逃せないものも存在するのは確かだ。携帯のカメラで撮ったので画像が悪いのは許していただこう。

アイスのクリーム!」「精选な鮮料で作り上げました」って何だ?しかもどう見てもアイスクリームとは縁遠いスナック系。わざと間違えているのか、本当に知らずに書いているのか、会社に問い合わせてみたいものだ。

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2007年7月18日水曜日

北京の小吃とダンボール

今流行のダンボール入り肉まん。

ホントに本当?「段ボール肉まんはやらせでした」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/67391

中国の北京テレビは18日夜、同テレビ局が特ダネとして報道した「段ボール入り肉まん」報道が、アルバイトスタッフによる「やらせ」であったことを認めたそうな。

本当にダンボール入り肉まんが「やらせ」だったか?それともこの報道が「やらせ」なのか?アルバイトって所にも少々引っかかるものがある。(中国では記者を外注することが普通らしい [8/21]) まあ真偽はどちらにしろ中国メディア報道の信用が地に落ちたのは間違いないだろう。

しかしながらこの手の食べ物はどれも美味しいんだな。まあ、砂埃と排気ガスひどい道沿いの屋台で売られているものを食べようとは思わないが。清潔そうな建物内で、行列ができている店を探して自己責任で食べてみるのをお勧めする。
(えっ?こんな記事の後では食欲湧かない?まあまあそう言わずに・・・。)

そういうことで、北京の小吃情報を。
後日、これらのお勧めの店を紹介できたらと思う。

包子:
中国の饅頭(マントウ)には具が入ってない。だから本場の肉まんを食べようと、饅頭(マントウ)を意気揚々注文するとガッカリするであろう。肉や野菜などの具の入っているものを包子(バオズ)という。

残念ながら(?)屋台で包子を買ったことがないので、ダンボール入り肉まんはまだ食べた事がない(はずである。いや、はずであると願おう。←だんだん弱気に・・・)

煎餅:
日本の煎餅とは全く異なり、お好み焼きとかの系統。餅米、粟、緑豆、紫米などの汁を円形の鉄板の上に流し込んで、その上に卵を割って載せる。頃合いを見てひっくり返して、ソースをかけ、平べったくてサクサクしたもの(おじさんに聞いたが、何か良く分からなかった)を包んで出来上がり。

美味い店を見つけたので一時期は毎日食べてた。その店のおじさんが言うには他の店とはソースが違うんだとか。

餃子:
日本で餃子と言えば焼き餃子だが、北京で餃子と言えば水餃子のこと。噛んだときにジュワっと口に広がる具汁がたまらなく美味い。ちなみに焼き餃子も無いことはなく、鍋貼という名前で売られているが、日本の焼き餃子とは少し違う。

私としては先日の飲料水偽装の報道の方が気になるが、これに関してはまたいずれ。




初っぱなから出鼻をくじかれる

どうやら、北京からはここのブログを見ることができないらしい。初っぱなから出鼻をくじかれた形。

北京に来た当初ならここで挫折したことだろう。
しかし北京生活1年半過ごした私には、こんなのは良くある問題。よく知られている通り、中国は国外通信に関してファイアウォールで規制している。これが俗に言う 「Great Firewall(インターネットの万里の長城)」である。

このファイアウォールにより、ここ以外にもグーグルのキャッシュやwww.geocities.co.jp、wikipedia(これは時々)などは利用できない。
ちなみに何故か2chは使うことができる。(2chへの書き込みは最近できなくなった模様だが(半年前くらいまでは書き込めた)、これは2ch側からの規制による。)


では北京生活で役に立つ知識を。

これを回避するのは簡単。プロキシを利用するのである。細かいことは各自で調べて貰うことにして、私はVidal**+To*+Privo** (*は伏せ字) を利用している。これとFireFox+Torbutt**の組み合わせで、ほぼストレス無く、北京でインターネット世界を自由自在に飛び回ることができるであろう。

とは言っても現在北京で困っている人にはこのページは読めないので意味ないか?
でもこれから来る人には役に立つかもね。

しかし北京からこんな事を書き込んで大丈夫かなと少々心配。次回からは裏情報は控えるので、許してください北京の公安さん。m(_ _)m

北京に来て約1年半

北京に来て約1年半。

なんやかんやで自分のHPの更新がおろそかに。

北京生活で思ったこと、役に立つ知識、観光情報を書いていこうと思う。

まあブログという存在は数年前から知っていたし、読んできたが、初めて作成したのでまだまだ分からないことだらけ。

最初はボチボチと内容を更新できたらと思う。